電子書籍が珍しいものではなくなり、図書館はますます充実し、インターネットやアプリで情報を収集する…書籍を取り巻く世界はどんどんかたちを変えています。
便利になっていく反面、書籍購入者の減少や活字離れを寂しく感じる人も多いのではないでしょうか。
読書を楽しむのであれば電子ツールでも図書館で借りた本でも構いません。でも、本をコレクションする楽しみもぜひ味わってほしいと思います。
たとえば、あえて内容ではなく、見た目で本を選んでみること。リビングなど人目のあるところに本棚を置いている人であれば、色やデザインに注目してインテリア感覚で本を並べてみるのも素敵です。逆に内容にこだわってみるのも良いでしょう。本の内容ごとに本棚への配置を統一し、本屋さんのように見やすくレイアウトすると使い勝手も向上します。
本棚や書斎自体を選ぶ楽しさもあります。部屋のインテリアやレイアウトに合わせて、どんなデザインのどれくらいの大きさの本棚を入れるか、考える時間もまた楽しいものです。クローゼットの中に保管したり、箱に詰め込んだりするのではなく、美しく見せる方法を考えてみてはいかがでしょうか。
また、書籍を読み、集め、飾るという自分自身の楽しさはもちろん、本棚や書斎の良いところは、新たなコミュニケーションを生み出せること。初めて自宅に招いた来客と話すきっかけにもなります。どんな本を好んで読んでいるのかということは、持ち主の人間性や考え方、志向を示す重要なヒントともいえます。たとえば、何でもないようなカフェでもスポーツに関する雑誌や本を置いてあると店主の趣味やこだわりを感じることができます。また、それがきっかけでスポーツ好きのお客さんが来店するようになったりもするでしょう。自宅でも同じように、共通の趣味を見つけたり、新たな興味を見出したり、来客とのコミュニケーションは書籍からぐんと広がるのです。
フィギュアや食器などのように自分好みの本を集めていく楽しさ、そして飾る楽しさはどれだけ便利な電子ツールにもないもの。読んで終わりではなく、ぜひ大切に置いて、時々読み返してみてほしいものです。
margherita 東京ショールーム
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