紙の書籍を読み自分の本棚を作りましょう。

電子書籍は保管場所もとらず、大量に持ち歩くことも容易で非常に便利であることは間違いありません。

ですが価値のある書籍は、紙媒体で所有し、本棚に陳列することは教養人としてのたしなみであり、高尚な趣味であることは時代が移り変わっても変わることは無いと思います。ましてや電子書籍というものは、流行で売れるものや広告で消費意欲を喚起するものを中心に展開されるものなので、絶版になってしまった往年の名作や需要は少ないものの価値の高い書籍が電子化されることはまずありません。

そういった意味からも、書籍のある生活、自分だけの本棚を持つ生活というのは、いつの時代も豊かな人生を送ることに欠かせない普遍のオブジェクトであると思います。

実際、本棚をみればその人の性格や趣味がわかるとは言いますが、これは真実でそれだけにかかわらず教養の深さも分かります。これはその人物のことを知りたければ、当該の人物の周囲にいる人を観察すればどんな人柄なのかが分かるということに良く似ています。

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結局のところ本棚に並べられた書籍と言うのは、その人物の読書遍歴であり、人生経験を雄弁に語ってくれる履歴書でもあります。

そして読んで来た書籍から覚えた言葉というのは普段から使用する言葉や話題の端々、ビジネス文書で使用する語彙や引用することわざなどにもあらわれ、電話やメール越しで実際にあった事が無くとも、その人の教養の深さや人間としての器量はおおよそ図り知ることが出来てしまいます。

自分の周りでも実際にいるのですが、テレビドラマやゴルフの話しか出来ないひと、「ご教示ください」を「ご教唆ください」、「死守する」を「しゅしする」と誤った言葉を使用を続けたり、論理的に説明してくださいといいながら、三段論法すらまともに使用できない先輩や管理職の方々が往々にしています。

人間関係に支障が出るので指摘をすることはありませんが、敷衍すると正しい語彙や話し方することが出来ない人は、相手の要求を正しくを聞き取ることが出来ず、他人に必要な情報を伝えることも下手なので、結局のところ侮られ・信用を得られず・同時にトラブルを起こすことが多いので往々にして敬遠されることとなり、自分より地位や教養のある人間とのつながりを作ることができず、結果として貧しい人生を送ることとなってしまいます。

最後にまとめると、まずは電子書籍とは目的を別にして、紙の書籍を読みましょう。本格的な書斎を持つことは夢ではありますが、収入の関係もありますので年齢によってはなかなか難しいと思います。ですが小さくとも良い本棚を購入して、部屋の隅に自分だけの「本棚」を作り上げ、自らの人生を可視化してはいかがでしょう。それはきっと自分の人生の足跡を実感することができ自信につながり、貴方の人生にプラスをもたらします。

書籍の重みは人生の重みであり、ページをめくる音にすら無駄はないというのが私の考えです。

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