本棚が書斎にあることで、さまざまな良い効果をもたらしてくれることは、誰もが感じ取っていることでしょう。仕事をしていくうえでは確実にあって然るべきものが本棚だといえます。
仕事を進めていく上では調べ物をよくするのですが、本棚の特定の場所に一番良く使う本や辞書をしまうようにしています。最も使用頻度の高い本が、最も手が届きやすく出し入れがしやすい場所にあること、これが仕事の能率を高めてくれるのです。
仕事柄、幾つかの辞書をよく使うことがあり、辞書がなければ仕事が進まないこともあります。だから本棚の取りやすい場所に辞書がちゃんと並んでいることは初歩的な意味でも大切です。
本をしまうことが本棚の本来の最大の使い道ですが、本を使いやすくするという意味では、本の並べ方も重要になってくるでしょう。
たとえば本棚の中で本が一番取り出しやすいのは、目線の高さに近い場所です。本棚の下の方だったり、あるいはスライド式本棚の奥の棚は、取り出しにくい場所になります。取り出しやすい場所に頻繁に使う本を置き、取り出しにくい場所にはめったに読まない本を置くというのは、本の収納の仕方の基本として考えることです。
仕事の効率を上げる意味での重要な本棚ですが、本を置く場所はやはりちゃんと種類ごとに分けていたほうが機能的です。
小説といっても推理小説、アクション小説、ホラー小説、SF小説と種類はいろいろです。歴史書籍、エッセイ集、作品集、参考書などありますが、そうしたものをすべてごちゃごちゃに置いていくよりは、ジャンルごとにおおまかに分類していったほうが、本棚の使い勝手が向上します。
出版社ごとにならべるという人もいるのですが、それだとジャンルがごちゃごちゃに混ざっています。シリーズ物はまとめるとしても、やはりジャンルでまとめておくのが無難でしょう。
本棚があってしっかり収納されていることを確認すると、精神的にも良い効果があって、安心感があります。常に手元に本がある限り、仕事に趣味に調べ物にと、気軽に利用できるのですから。