引越しで本棚を捨てた話。

引越しをして、本棚を捨てました。

もともと断捨離をしたいという願いが強かったため、引越しをきっかけに思い切ってバッサリと蔵書をリサイクルショップに売り払い、本が少なくなったことでそのまま本棚も粗大ゴミに出してしまいました。

本棚を失くすとなると、今まで「いつか使うかもしれない」と思い捨てずにいた本たちも、置き場がないということで必然的に捨てなくてはならなくなりました。高校時代の教科書や子どものころ好きだったファンタジー小説など、思い出の詰まった本たち。それらの本と別れるのはなかなか寂しいものがありましたが、部屋の大部分のスペースを取っていた本棚を捨てたことで、新しい部屋はだいぶすっきりした印象になりました。

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けれど引越してから1ヵ月も経たないうちに、ついつい本屋で見かけた本を買ってしまって、本をしまう場所に困るようになりました。

本棚を捨てた当初は「これからは電子書籍を買うからいい」なんて思っていたものですが、結局のところやっぱり自分は紙媒体の本が好きなようで、つい新刊が本屋に並んでいるとそちらを買ってしまうのです。

そして引越ししてから3ヵ月後、とうとう通販でマガジンラックを購入してしまいました。せっかく本棚を捨てたのに、これではまた元通りです。

けれど、いちど所持している本の大整頓を行ったお陰で、それからは本棚の書籍を定期的に整頓する癖がつきました。古くなった雑誌は定期的にゴミに出したり、お気に入りじゃない本はフリマアプリに出品したり。とにかく、マガジンラックがいっぱいいっぱいになることがないよう、買うだけでなく「減らす」ことにも気が回るようになってきた気がします。

また、本棚のスペースが限られたことで、今までより電子書籍を利用する機会が増えました。特に、持ち運び辛かったり本棚のスペースを取ったりする女性雑誌は、今では完全に電子書籍で読むようになりました。

とはいえ、それでもすべての本を電子書籍にしてしまうとなんとなく物足りない感じがしてしまいます。やはり、どんなに断捨離がしたくても、本が好きな人は小さくても本棚を持っておくことがベターなんじゃないかと思います。

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