私は今実家で妻と息子二人と暮らしている。父が本好きのため割と大きな本棚がいくつかおいてあり、家族の買った本は子供のものであろうが私のものであろうが基本的にそこにしまうことになっている。
最近はiPadやKindleなどが普及したことにより本はすべて電子書籍で買うという人が増えてきているらしい。中には紙の本も裁断し、スキャンすることで持っているすべての本を電子化してしまうという人もいると聞く。
つい最近私は知り合いの家に行ったのだが、不思議なことにその人の家には本棚がなかった。すべて電子化してしまったという。確かに本棚の分のスペースが空くし、ものも捨てることができる。だが、私はあえて本を紙で残し、本棚に入れておいている。
上にも書いたように、私の家の本棚には家族みんなの本が入っている。家族の中でも、みな、本の好みが違うため小説からノウハウ本などいろいろな種類の本が入っている。ほかの人の本を読むことが禁止されているわけではないので、暇なときにほかの人が買った、自分では普段絶対に買ったり読んだりしないような本を、ふと手に取って読んでみたりすることがある。すると自分の知らない世界に驚き、また、それが意外に面白かったりする時もある。息子はまだ中学生なのだが、父の買った少し難しい小説などを背伸びして読んだりしてみており、そのせいかどうかはわからないが、現代文の成績も悪くない。
また、このように文章を書いていて少し内容が思いつかない時など、本棚に並んでいる本の背表紙を見るとアイディアが生まれることも多々ある。それに、何か新しいアイディアや発想がほしいときにほかの人が買った本を読んでみることはとても有益だ。
家族で暮らしている人、特に子供がいる人は、家族共有の本棚を試しに一つ作ってみてほしい。ほかの人が買った本を読んでみるのはとても面白く、あなたとあなたの家族にとってきっといい影響となること間違いなしである。
margherita 東京ショールーム
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