本棚のある風景

私の家は2階建てで何処にでもあるような一般的な住宅です。私の部屋はその二階で窓が東と南に面して陽が良く入ってきます。広さは畳十畳分ぐらいでしょうか。真ん中に机がどんと置いてあって斜め左前方にTVが置かれ背には本棚があります。
本棚は住宅を建てる際に、住宅の建築会社からサービスを3つから一つ選んで欲しいと提案がありその一つが壁に付けた木製の本棚でした。あとの二つのサービスは忘れてしまいましたが、本棚を選んだことは覚えています。
高さが160㎝ぐらい、棚は五段で幅が2mほど。それぞれ5段の棚の高さは同じで33㎝くらいで大抵の大きさの本は収まります。文庫本や新slf_voice18_01書などを普通に縦に入れると上が空きますがその上に横に寝せて本が置いてあり雑然としています。それとクローゼットにもスチィール製と木製の本棚が押し込まれています。
今はそれほどでもありませんが学生の頃本を読んだ時期があって本も良く買いました。今も漫画も含めてよく本を買うので本棚はいつも本で埋まっています。読むと気に入った本を除いてブックオフや古本屋さんに売りに行きます。状態が悪くて値の付かないようなものも引き取ってくれるので助かります。意識して処分しないと溢れてしまうのです。
東日本大震災の時、車が渋滞するなか漸く家に帰りついたら、家の中はぐじゃぐじゃで、本棚の本も皆本棚の外に放り出されて床に投げ出されていました。
昔からすぐ本を買ってしまい、すぐ読むものもありますが読まずにただ棚にあるだけのものもあって30年ほどそのままと言うのもあります。もう読まないのかというとそうでもなくて、30年前の埃を払って染みついたシミに顔をしかめて読み出したりするときもあります。
高校生の頃岩波文庫が値上がりするという話があって闇雲に小遣いを叩いbsl-01_voice02_05て買い漁ったこともあり、その頃の本がまだ手つかずで結構残っています。マンガも良く読むので活字好きなのかもしれません。
近頃は本を読むペースもすっかり遅くなって、読むものもサスペンスや、ミステリーなど読みやすいものが多くなりましたが、本棚のあるところに座っているのがやはり一番落ち着きます。地震で床に投げ出された本を眺めた時本当に大変な地震だと思いました。

margherita 東京ショールーム

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