ある時、昔からの友人が我が家に遊びに来て、居間においてある本棚を見て「へぇ~、○○(私の名前)はこういう本を読んでいるんだ。」と言いました。特に読んでいることが知られて恥ずかしい本はないので、そう言われたからといって、どうということはないはずなのに、私は自分のプライベートな部分をのぞき見されたような気分になりました。
それからというもの、次に引っ越しをする時は本棚を一つの部屋にまとめて書斎もどきを作ろうと決めていました。そして、この度、夫の転勤に伴い、引っ越しをすることになったので、この希望を現実にしました。 我が家は三人家族で、引っ越す以前は、子供部屋、居間、ベッドルームに本棚がありました。子供部屋に置かれている本棚にはもちろん子供向けのものばかりが並んでいました。居間に置かれていた本棚にはうつらうつら読むことなどできないお堅い感じの本を集め、ベッドルームには寝る前でも読める軽い感じの本や雑誌を置いていました。 引っ越す前の家の状況、すなわち本棚がその種類ごとにばらばらなところにあるのも、悪くなかったのですが、一つの部屋に本棚をまとめることで、思わぬおまけがついてきました。それは、子供の読書時間が増加したということです。 なぜそのようなおまけがついてきたかと言えば、本を読むことも、本を使って作業をすることも、余程のことがない限り、皆、その部屋ですることにしたために、夫と私がそろって書斎もどきの部屋にいることが増えました。すると、子供もそれにつられて、その部屋にいるようになり、本を読む時間が増えました。実のところ、こうなることを予測していなかったので、とても嬉しく思っています。 ちなみに、引っ越し先の家は3LDKの極めて一般的な間取りの家です。決して、大きな家ではありません。しかし、ちょっとした工夫で、プライベートを確保しつつ、もどきではあっても憧れの書斎を持つことができました。ご興味がある方は、試しに一度、本棚を一つの部屋にまとめてみてはいかがでしょうか。 |
margherita 東京ショールーム
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