最近は図書館の発展や、読書以外の趣味が多様化してきたために、本を読むこと、ましてや本を購入する機会が減ってきた方も多いのではないかと思います。例えば、本を購入するよりも映画のBlu-rayを購入してしまう、だとか、本は全て電子書籍で買うことに決めた、といったデジタルネイティヴライクな発言をなさる方も徐々に増えてきたのではないかと思います。
こんな時代だからこそ、ある意味紙の本、というものにその価値を見いだすことができます。例えば、祖父母の家に遊びに行った時、もしくは父母の家に帰った時、ふとした瞬間に書斎を覗いたことはありませんか。他の部屋と全くもって間取りが変わらなくても、何かあそこだけ、少し違う雰囲気と荘厳な印象を受けることはありませんか。それは紙の本が抱えてきた歴史そのものが、書斎という空間に溢れかえっているからかもしれません。
紙というのは歴史的に2000年以上前のエジプトにおいて、パピルス(Papyrus)という形で出現しました。英語の紙(Paper)はここからきているといわれています。そんな紙としてしか存在していなかったものが、やがては冊子体となり、活版印刷が普及し、製本が容易かつ安価な形となって、今の本があります。中世の頃、本は手書きだったため、本当の富豪以外は紙の本というものを購入することはできなかったそうです。
今の時代、我々はわずか数百円のお金を出せば、文庫本を買えてしまいます。ハードカヴァーの本であっても、せいぜい数千円で、樋口さんがあればお釣りが返ってくることがほとんどでしょう。そんな歴史あるこれらの本という媒体を購入し、ちょっと部屋の中を歴史で埋め尽くし、そしてレトロな雰囲気に包まれながら週末を過ごすのはどうですか。
私は3つの本棚に、合計400冊以上のお気に入りの本を保管しています。ソーシャル・プレステージを家の中で、もしくは旧友を家に招いたときに発揮するためにも、ここで一度書斎と本棚のある部屋を作る、というのはどうでしょう。
margherita 東京ショールーム
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