本のある暮らし

私は本をけっこう買っているわけですが、そのような人は今や少数なのではないでしょうか。街の本屋さんはほとんどなくなってしまいました。私が中学のころから通っていた本屋もなくなってしまいました。ビデオ屋も同じようになくなってしまっていることから、ネットに押されているというのが実際のところではないでしょうか。

要するに、アマゾンで買っている人が多いので、町の本屋とかビデオ屋はなくなってしまうのでしょう。しかし、正直なところ、町の本屋にそれほど思い入れがあるわけでもありません。アマゾンが出来てからは、ほとんどの本をアマゾンで買うようになってしまいました。

bs-06_main今生き残っている本屋は、昔の本屋とは全く違ってしまっており、自己啓発本とかダイエット本とかしか置かれていないのではないでしょうか。このような本しか置かないというのであれば、当然コアな本を読む私のような人間は遠ざかっていくことになりましょうし、そうなってしまいますと悪循環が生じてしまうのでしょう。

本の良さと言われましても、よくは分からないのですが、取り敢えずは知識を蓄えることができるということではないでしょうか。新聞も読まなくなってしまいましたが、新聞では当たり障りのないことしか書いておりませんから、時事についてであっても、知るには本を読むしかないのではないでしょうか。本を一冊読むたびに知識がストックされるということは、ややスノッブめきますが、強調されていいことでしょう。

しかし、たしかに知識を蓄えるだけであれば、意味は半分くらいしかなく、それを通じてものを考えることができるようになるということが大きいと言えましょう。私がどれだけものを考えることが出来ているかは分かりませんが、社会学系の本をけっこう読むことによって、社会の姿がちょっとだけではありますが見えてくるようになってきたのではないでしょうか。本を読むことは生きることにつながっているのでしょう。

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