本棚に陳列された本から得られる環境

デジタル機器が普及し、外出中でもインターネットで様々な情報を瞬時に引き出せるようになりました。それはとても素晴らしいことですが、書籍というメディアの存在を忘れさせてしまう事になりかねません。

発信元が不明確な情報は錯綜する中で伝言ゲームのように誤った情報へ変化してしまう可能性も秘めています。しかし、書籍の良さは発信元が正確である事、思いがけない情報にたどり着くことです。

読むか読まないか迷う書籍は取りあえず購入して本棚に陳列します。すると、ふと目がとまった時に読みたくなることがあります。

そういった思いがけない情報の吸収は興味の範囲を広げてくれます。

slf-ar_voice25_01そして書斎という空間、これは公私を分けて独特のモチベーションを与えてくれます。本御読むだけではなく本を味わうための空間づくりがより一層読書に対しての充実感を味わわせてくれます。

では、読書離れ、活字離れしている現代に書斎や書籍は必要なのでしょうか。電子書籍も紙媒体の書籍同様情報を吸収させてくれますし、大量の書籍データを持ち歩くことが可能です。


そこには視認性という大きな違いが現れます。

紙媒体の書籍は隣のページや背表紙、表紙など様々な目が集中していない箇所にも情報が含まれています。これらを全て含めて書籍といえます。

電子書籍は非常に便利ですが、全ての書籍がデータ化されるまでにはまだ何年もかかります。書店で大量の書籍が並んでいる中から思わず手に取った本を書斎へならべ、本を読むという特別な時間を有意義に過ごす為には、現代でも書籍や書斎という空間づくりが重要だと言えます。

文字や絵は人類文化の中で非常に長い歴史を持っています。聖書やコーランも書籍です。学問だけではなく、宗教や文化、娯楽を身近に感じ、触れることが出来るツールが本です。

大きな書斎や本棚でなくとも空間づくりは可能です。

そのパーソナルエリアが人生や生活の中でも心地よい時間を提供してくれるものだと認識できれば、本というツールが身近に感じられ、新たな視野を持って日々を過ごすことができます。

margherita 東京ショールーム

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