私の書籍との付き合い方

大半の人にとって最初に出会う書籍というのは絵本だと言えます。親が読み聞かせしてくれて言葉を覚える為のツールでもあると同時に物語の世界に踏み入れる為の道具でもあります。

私も例に漏れず絵本を母親に読んでもらいましたし、私の母親が本が好きな人で図書館に連れて行かれることが多かったので、自然と絵本から児童書を読むようになっていったのです。私が最初に嵌った作家さんは松谷みよ子さんで絵本も書かれていますがモモちゃんのシリーズが有名な方です。一番のお気に入りは「ふたりのイーダ」でこれは何度も何度も読み返した本です。それから児童書のシャーロックホームを読破して小学校の中学年くらいからは自分で図書館に足を運ぶようになりました。

その後中学、高校と趣味は読書でしたし、大学生の時には多分人生の中で最も本を読んだということが出来るでしょう。勿論大学はきちんと出席したし、アルバイトもしていましたがそれでも時間はたっぷりあったし私は他に趣味と言える趣味もなかったのでとことん活字を読むことに費やしたのです。

poc_voice01_021年でどれくらいの本を読めるのかと読んだ本をメモしていた時期もあるのですが、一番多く読んだ年は大学2年の時で470冊ほどの書籍を読みました。といっても私は結構ジャンルを問わず読む方なので絵本もあればエッセイ、児童書、ライトノベル、文庫本、BLなども含まれるので休みの日は1日中何冊もの本を読みふけたものです。それに大学までの距離が結構あって往復3時間くらいは電車に乗っていたのでその時間は私の読書タイムでした。

流石に社会人になると一気に読書量も減ってしまい、年間150冊くらいになってしまいました。それでも人から言わせると多い方みたいなのですが、私としては好きなだけ本を読みふけることが出来た大学時代を懐かしく思います。だって次から次に本は出版されていて読んでいない本がどんどん増えていくし、私が生まれる前に書かれた作品でも名作と呼ばれるものはやはり今読んでも素晴らしい作品だったりします。なのに自分が生涯で読める本は限られていて非常に残念に思います。

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