本棚は人生をうつす鏡

「本棚をみればその人がわかる」
という言葉があります。
本棚にならんだ書籍をみれば、そのひとが何を大切にし、何を学んできたかはもちろん、現在は何に興味をもち、若い頃はどんなことをやってきたかがわかるというのです。たとえばご友人の本棚はいかがでしょうか。若い頃に好きだった詩集や、資格をとるための参考書がならんでいることに気づき、その人の意外な一面を知ることがあるかもしれません。

本棚にならんでいるのは本だけとは限りません。とくに女性は、分厚い本ばかりをいっぱいに並べると重たい部屋になってしまうと感じる人も多く、本以外のものを飾ってアレンジすることも多いです。本に混じって家族写真やお洒落な小物をならべることもありますが、本棚そのものを収納のための棚ではなくデslf_voice28_03_thumbィスプレイとして「見せる」という考え方もできます。可愛い本棚を買ってくるだけでも違いますし、本棚の色を部屋全体の雰囲気にコーディネートさせる、目線の位置には本は主に花や写真を飾り、本は上下の棚に寄せる、本をならべるときも隙間をあけて空間を演出する、などの方法があります。

また逆に、多くの本がきっちりと並んでいることが気持ちいい、と感じる方もいます。自分だけの書斎をもつのが夢、という人も多いです。大好きな本が壁の一面を見事に埋め尽くしている様子は、まるで書店か図書館のような雰囲気を醸し出し、ちょっと嬉しくなるものです。背表紙をながめているだけで幸せな気持ちになります。本棚の中にはまだ読んでいない本があるかもしれません。しばらく読んでいないため、そんな本もあったなあと懐かしく思い出す本もあるかもしれません。いざという時に助けてくれる知識のつまった本もあることでしょう。

新しい本棚を買って本をならべていく時の喜びは、何物にもかえがたいものがあります。本棚にまだ余裕がある場合、このぽっかり空いた隙間にこの先どんな本が並ぶのだろうかと、わくわくした気持ちになることができます。

本棚は、ただの収納棚というだけではありません。私たちの生活を彩り、また豊かにしてくれます。本棚には、そのひとの人生が詰まっているのです。

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