本棚と書籍に囲まれた心地よい空間

最近、大学生でも自分の専門分野以外の書籍を読まなくなっているように思います。昔は電車の中で読書している学生を見かけましたが、最近はほとんどの学生はスマホをいじっています。

ゲームをしたり、ネット検索したり、ラインなどをしているようです。大学生でこのありさまなのですから、日本人の内面が時代と共に薄っぺらなものになっているのではと心配です。

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人間形成には、学校生活、友人との触れ合い、様々な体験、そして読書で内面を深める事などのバランスが重要なのです。社会人になると、専門スキルはもとより人間の魅力や人間性も重視されます。こうした人間の魅力は幅の広さや深さを持った人から滲み出るものなのです。

この人間形成に、書籍や読書は欠かせないものなのです。断片的な知識を得る事はネットでできる時代ですが、体系的に学んだり、教養を深めたり、文学で余白読むと言った事は、書籍を読む事で初めてできる事なのです。

書籍を読むと言う事は、やはりその世界に入り込んで始めて身に付くもので、その為に読書する空間も非常に重要です。図書館に行くと、何となく深く、じっくりと読めるのは書籍に囲まれ、静かな環境があるからです。

自宅に、こうした書棚があり、書籍が詰まり、周囲に少し書籍や雑誌が積まれたような空間があれば、読書が進むと言うものです。こうした空間を持っている方の自宅を見ると、何となくその人が思慮深く、懐の深い人に見えたりするものです。

かつて応接室と言われる場所に立派な百科事典や文学全集が並んでいた光景は、他人にこれ見よがしの感じがして、決してそこからは知性を感じる事は出来ませんでした。しかし、専門者や雑多な分野の書籍が書棚に並んでいると、その書籍から知性と共に、その人の関心事もうかがい知る事ができます。

読書好きにとっては、書棚と書籍に囲まれた心地よい空間は、まさに自宅の小さな図書館です。こうした空間を作ると言う形から入ってでも、書籍や本、読書の楽しさに触れ、人間形成の一助とされる事を願うばかりです。

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