本棚は自分を映す鏡

最近自分の本棚をのぞいたことはありますか。

仕事で帰りが遅かったり、スマホのアプリに夢中になったり。

もしかすると最近本を買っていないなあと思う方も案外多かったりするのではないでしょうか。

確かに本は高いし重いです。ハードカバーのちょっと厚めの新刊など値段をみると二千円を超えていたりして、購入をためらってしまうことも。

後で図書館で借りればいいやと思うかもしれませんが、

新刊は当たり前ですが人気があり、貸出中のことが多く

しかも貸出予約が何件も入っていてなかなか借りられないものです。

本屋で出会ってしまった本は、その場でお買い上げしない限りなかなかもう一度出会う機会は訪れないものです。

自分の書斎や本棚には、値段と財布とにらめっこしながら決心して購入してきた本たちばかりが並んでいるわけです。

その時々でその本を手に取った理由は様々でしょうが、それは間違いなく自分が必要とした本であるのです。

それでも購入してからだいぶ時間がたった本など、久しぶりに手に取って見た時に「あれ、俺こんな本買ったけ?」「どうしてこんな本を買ったんだろう」

なんて思ってしまうこともあります。

よくよく思い出してみればそれはまぎれもなく自分が買ってきた本。

当時の想いが胸に蘇ってきて、なんだか恥ずかしいような気分になることも。

同じ自分なのだけれども、やはり年を重ねて感性も変わっていくもの。

当時は素晴らしい本だと薫陶していた本も妙に駄作に見えてしまったり。

反対に取るに足らないつまらない本だと思っていたのに実は奥深い本であったと

後から気づくこともありますね。

古い本も購入したばかりの新しい本もひっくるめて、自分の思いがこめられた本は

手にとって読まれるのを静かに待ってくれています。

本棚の背表紙たちを眺めていると、それはまるで自分の人生の縮図であるかのように

感じます。

様々な情報が、スマートホンなどを通じて簡単にしかも多くは無料で手に入る世の中。

本棚に触れる機会も減っている方もこの機会に自分の本棚を見直してみてはいかがでしょうか。

本はいつでもそこにあります。

margherita 東京ショールーム

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