お気に入りの本を集めることの楽しみは、本棚が中心地になります。本棚があってこその、コレクトの趣味です。
一方で電子書籍はかなり普及してきています。総務省の調査によると、2014年に電子書籍を利用している人は全体の18.2%にのぼります。数年前に比較してもかなり伸びてきています。スマホ・電子書籍タブレットの保有者は国民の45.2%にのぼり、日本国民は電子書籍を利用できる環境を備えているといえます。電子書籍の利用は今後右肩上がりに増加していくという予測が出ていて、では紙の本は肩身が狭くなるかといったら、そうでもありません。紙の本と電子書籍で二極化が進んでいくと見られています。
電子書籍が普及したといっても、紙の本の良さというものは失われていません。部屋に本棚があって、自分の手元にあることでの安心感というものは、電子書籍タブレットの比較になりません。
本は実物があってこそというのは、本を愛読している人は感じ取っていると思います。ひとつの小さな端末に数万点もの本の内容を保存できる電子書籍は、たしかに場所を取らないという意味では重宝します。でも本の場合には、大きさがあってこその本というものがあります。ムック本だったり、写真集であったり、地図帳であったりです。電子書籍は現状ではコンパクトな画面の上でしか表示ができないので、そうした大型本の威力には敵わないところはあります。
つまり紙の本と電子書籍は共存していくべきということです。大型本の収納では、縦置きをするよりは横置きのほうが、本を長持ちさせることができるって知っていましたか。
雑誌というのはハードカバーではないことが多く、ものによっては立てると接着部が弱くなることがあります。保存のときには十分配慮すべきで、本棚の一角を利用して、横置きすることを心がけ他方が良いのです。そしてあまり積み重ねすぎることでも雑誌を痛めます。大切な本はすべて本棚で保護していくべきでしょう。
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