手に取って選んだものだけが並ぶ私の本棚

本はネットショップでは購入しません。

必ず本屋さんに行って、自分で手に取り、中身を開いてから買うようにしています。

大きな書店から、町の小さな本屋さんまで、本屋さんを見つければつい入ってしまいますが、

どこに行ってもお店の隅から隅まで、本棚の一つ一つをじっくりと眺めます。

平積みしているものも全てチェックし、装丁がきれいなもの、変わったもの、インパクトのあるタイトル、琴線に触れるタイトル、帯の文章などなど、本一冊でも見るべきところはたくさんあるので、本屋さんに入ってらなかなか出ることができません。

そうやって一冊一冊吟味し、気に入ったものは必ず購入するようにしています。

大体月に3〜5冊は買っていますが、多い時で10冊以上買うこともあります。

帰宅すると、その本をテーブルの上に並べ、どれから読むか順番を決めます。

本との出会いを求めて本屋さんの本棚を眺めている時も楽しいですけど、

自分のものになった本を自分の書斎の本棚に並べる時も最高に幸せです。

本によっては一気に読み終えてしまうものもあれば、少し時間がかかってしまうものもあります。

pno_voice01_03面白すぎると、残りのページを見て、もう終わってしまうのが悲しいと思い、わざとゆっくり読むこともあります。

私の友人は既に本は紙ではなく電子書籍だけと決めている人がいますが、

私にしたら本の楽しみは、ページをめくることであり、残りのページが気になることなのだと思っているので、電子書籍だと読書の醍醐味が味わえないような気がします。

それに、本はずらりと並べる楽しさもあります。

背表紙のタイトルを読むだけでも、作品に対する作家の思い入れを感じますし、センスが光るものには称賛の声を上げてしまいます。

掌に乗る小さな形だけでど、本には人間の感情の全てが込められて、その物語に読者を誘うようなタイトルが付けられています。

本棚には私と出会ってくれた本が並んでいます。かなり古い本、傷んだ本もたくさんありますが、それらも大事に保管しています。だって、私の眼で確かめ、手に取り、「これだ!」と思った一冊ですから手放すなんて絶対に無理です。

margherita 東京ショールーム

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